チルターギア破損



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先の「トランストップの故障」のコーナーでも紹介したのですが、最近トランストップ
のチルターユニットギア破損によるトラブルが多発している事もあり、そのトラブル
を詳しく紹介しようと思います。
壊れる部分はチルターユニット内部にある樹脂性の歯車です。
ウォームギアの動力を左右の歯車へ伝えるメインのギアの破損ほとんどです。
正転逆転を繰り返す事の対策か、モーター駆動による急激な動力の伝達を和ら
げる為かは分かりませんが、歯車の内側がくり貫かれゴムが緩衝材としてはめ込
まれており、それがその歯車の強度を著しく損なっていると考えられます。


チルターギア破損の症状として、トランストップ動作時(チルター上昇&下降)に歯
車の破損が発生し、それ以後チルターユニットが動かなくなってしまうという症状
がほとんどです。
動力伝達を行う為の歯車が壊れてしまう為にそれ以上トランストップの操作を行う
事が出来ず、また従来のトランストップ故障対策では対応できません
事前にそのトラブルが発生する事を知っているものならば、チルターユニットを強
引にとり外してルーフを閉め、コンピューターをリセットする事で通常走行は可能
となるのですが、そういった情報に事前に知らない人ならば立ち往生するしかな
い恐ろしいトラブルです。

しかし、なんとそのそのトラブルはデルソル発表1年目の初期のデルソルである
ならば、ほぼ100%発生しているトラブルと言えるのですっ!
インターネット環境を持っているという限られた条件のデルソル乗りでさえ、その
ほとんどがチルターギア破損トラブルを経験した事があるか、もしくはチルターユ
ニットを分解したら歯車に大きなクラックが入っていた経験を持っています。
これが全国のデルソルオーナーを対象にした場合、どれほどの発生率となってし
まうのでしょうか?また、歯車にクラック(割れ)が入っている状態であるにも関わ
らず知らずに販売されているデルソルは何台あるのでしょう?
歯車にクラック(割れ)が発生していても動作はする為、トランストップの動作チャ
ックだけではトラブル発生の有無を確認する事はできず、チルターユニットを取り
外して分解するしかありません。


チルターユニットは一度マイナーチェンジが図られているのですが、
(MC前品番:85700-SR2-020)( MC後:85700-SR2-030)
構造的な改良はほとんどされていないらしく、2度3度とチルターユニットを交換し
た事があるオーナーの方も何人か見えます。(交換後、半年でまたチルターが故
障したオーナーの方もみえました)
多くの症例から判断するに、チルターユニットの寿命は 半年〜3年ほどと考えら
れます。(チルターユニット定価:4万1200円(税抜き))
私は元々ついていたチルターユニット(ユニット マイナーチェンジ前)の歯車に大
きなクラックが入っていた為に、マイナーチェンジしたチルターユニットを購入して
どんな対策がとられているのか調べてみたのですが、その問題の歯車の構造や
材質などはほとんど手がつけられていない状態でした。
もっとも、このチルターユニットのMCはデルソル発売より半年経ってからという極
めて早い時期に行われている為、チルターギア破損に対する対策は行われてい
ないといっていいかもしれません。
中期型や後期型のデルソルでさえ、発生する可能性があるという事です。


チルターギア破損の原因は、何よりもチルターギア(特にメイン歯車)の強度不足
で、構造的、材質的な欠陥があると考えられます
オーナーの中からは、「なぜこんなに壊れやすい歯車が金属性でなく樹脂性なん
だ!」という声が多く聞かれます。
単純に材質を変更すれば良いという問題だけではないかもしれませんが、現状で
は確実に壊れると言い切れます。


しかし、今までは、この破損するチルターギアは単品注文を行う事が出来ず、ユニ
ットごとの購入しかできなかった為、歯車が壊れてしまっただけでチルターユニット
ごとの交換を行わなければならず、チルターギアが壊れるごとに(半年〜3年周期
)5万円近い出費を強いられていたのですが、1999年12月よりホンダディーラー
にてチルターギアの単品注文が可能となりました。
価格は1500円で交換工賃は8000円ほどとなり、故障した時の出費が今までの
1/5ほどで済む様になるのです。これはこれからのデルソル乗りにとって大きな助
けとなる事でしょう。
これからのトランストップオーナーは、チルターギアの予備を持ち、さらには自分で
ギアの交換が出来る技能を身につけ、いつチルターギアの破損が発生しても、その
場で修理が出来るようにならなければならないかもしれませんね(笑)


破損直前の衝撃的写真ですっ!
上の小さな割れの画像と見比べて下さい。



チルターギア部品番号:04857-SR2-315 定価1500円 



単品注文が可能となったチルターギアです。
部品番号は「04857-SR2-315」で定価1500円。
歯車4つと干渉ゴム、そして交換の説明書(日本語版&英語版)がセットになってい
ます。交換の説明書は少々分かり難い部分もありますので、ここのHPにある「チル
ターギア交換」
と合わせて見てみると分かり易いと思いますよ。
とても安価なので、ドライブの途中でチルターギアが破損してしまう事を考えて、1セ
ット予備をデルソルに積んでおくといいかもしれませんね。
ただ、注文を行っても一時的な品切れで注文が出来ない場合もあり、すぐには手に
入れる事が出来ないかもしれないので、注意してくださいね。



チルターギアの破損にの症状に酷似したトラブルとして

「ルーフセンターロックの切り替え間違い」があります。

クローズド状態からトランストップを動作させる時、ルーフセンターロックは通常「CLOSE」
の位置にありますが、この設定を最初から「OPEN」に切り替えた状態で動作させると
途中までは動作するものの、チルターユニットが少し動作したあたりで停止してしまいま
す。
この状態では、
「逆転」の動作も効かなくなってしまう為、チルターギアの破損と勘違いし
てしまう場合が多いと思われます。

センターロックを「OPEN」から「CLOSE」に切り替えて動作を再開すれば問題ありません
ので、チルターギアが破損したと思う前に、ルーフセンターロックの位置が間違えていな
いかどうか調査をしてみて下さいね。



チルターギア破損対策として、金属製チルターギアという手段もあります。
香港のデルソルオーナーの方が製作をしています。基本的に国内のショップなど
では入手不可能です。
入手は難しいですが、なんといっても破損の心配がなく安心感を持ってトランストッ
プが行える事が嬉しいですね。寿命としては現在2年半頻繁に使用してもまったく
破損なく、現在も寿命調査継続中です。

どうしても金属製のギヤを購入したい人は、Beatに連絡をとってみてください。
Beat さんが香港より輸入をされているので、購入できるかもしれません。

beatdel@aol.com

海外からの購入となり、一時的に高価な代金をBeat さんが立て替える事になり
ます。注文された数だけ定期的に海外に注文する方法をとっているとの事ですの
で、注文依頼だけして無断キャンセルをしたりする事は Beat さんに大きな金銭
的負担を強いる事になります。
高価な品物ですので、もし注文する時はキャンセルなどの無い様に気をつけてくだ
さいね。