トランストップのリセット





先の紹介でトランストップのリセットについて紹介している点がありますが、トラブルが
発生した時に何かと重要なリセット方法について少し説明したいと思います。
基本的にリセットは、トランストップを手動で開閉した時や、何らかの理由でトランストッ
プの制御ユニットに異常信号が入って動作しなくなった時などそれを初期化する為に
行う動作です。
この初期化という点が、トランストップの様々なメンテナンスにおいて重要になってくる
のですよ。
トランストップ動作中は、リミッターがかかっていて基本的に様々な動作を行う事が出
来なくなっています。

それがもっとも分かり易い点というのがトランクリッドでして、トランストップを動作中に
エンジンを切った場合、キーでトランクを開けようとしても開ける事が出来ません。
トランストップ動作中にトランクリッドを上下させる必要がある時などは普通はありませ
んが、実はチルターユニットのチルターギア破損などの特殊なトラブルが発生した時に
は必要となってくるのです。

もちろん、手動でトランクリッドを開け閉めする事も可能なのですが、トランクを開閉す
る要領でトランクリッドを上下させる事が出来れば作業効率は格段にアップします。
トランクリッドのキー操作による上下は、トランストップ動作中ならば通常は出来ない操
作なのですが、それを可能とするのがリセットなのです。


トランストップをリセットするには、エンジンルームにある 

BACK UP 7.5A

のヒューズを抜き差ししてやればOKです。
これでトランストップのコントロールユニットが初期化され、動作途中という信号も消え
るのです。
ヒューズはボンネットを開けて右上、つまりバッテリーの横にあるヒューズボックスの中
にあります。
運転席の足元にもヒューズボックスがある為、場所を間違えない様にしましょう。


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