デルソル夏のオープンエアー



オープンカーであるデルソル乗りにとって、夏の暑さはかなり辛いものがあります。
オープンエアーを知らない人からすれば、夏こそオープンエアーの季節とおもわ
れがちですが、実際はとても暑くて開けていられないものですね。
ほとんどの方は昼間は開けていないと思いますが、中にはどんな時でもオープン
エアーを楽しみたいと思っている無謀かつ熱い思いに満ち溢れた強者達が多く
存在しているかもしれません。
開けて走ってこそオープンエアーっ!
晴れた日に閉めて走っている軟弱ものなどはオープンカーに乗る資格なしっ!
そんな奴らはルーフを溶接して二度と開けられないようにしてくれるわっ!
と声を大にして叫んでいるちょっと危険な人だっているかもしれない訳です(笑)

とはいえ、日射病になるまでオープンエアーを楽しんでいてはその熱い気持ちも
空回り、ただのお間抜けさんになってしまいますね。
自らの健康状態を冷静に把握し、その上でオープンエアーを楽しむというのはオ
ープンカー乗りの、いやドライバーの常識と言えるます。
実は、夏場のオープンエアーには熱中症という問題があるのですよ。
結構軽く考えている人も多いかもしれんが、下手をすると死亡という事も考えら
れる恐るべき真夏の落とし穴です。
このコーナーでは夏場のオープンにはどんな危険があるのか、また、もしそんな
状態になってしまった時、どの様な対策を取るべきかという事をちょっと紹介した
いと思っています。

まずは熱中症ですが、これは汗で水分や塩分が多量に失われると発生します。
ちなみに大きく分けて3種類あります。
大切なことだからしっかり把握しておいてくださいね。

【熱疲労】
いわゆる、めまい・頭痛・吐き気 などの症状がこれにあたります。
脳への血流が不足して発生する症状ですね。
場合によっては、大量の発汗で脱水症状を伴う事があるので注意が必要です。
真夏のオープンドライブで一番多いのはこれと思われます。
とにかく気持ち悪くなったらすぐに対応する様に心掛けるて下さい。

【熱痙攣(けいれん)】
これは塩分が不足しいる状態で発生する筋肉の痙攣です。
汗で塩分が不足しているにも関わらず、水しか補給しないと発生する症状ですね。

【熱射病】
一番恐いのはこれですね。いわゆる脳障害の事です。
暑さで体温が高くなりすぎてしまい、脳の体温中枢が麻痺して発汗停止や意識障
害をおこしてしまう症状です。
汗をかくという事は体温を下げる働きがあるのですが、その冷却機能が追いつ
かない場合に発生します。
ちなみに、よく言われる「日射病」というのは、直射日光下での熱中症の事を指し
ます。

とりあえず、もし発生してしまった時の対策ですが

    1.涼しい所へ移動
    2.衣服を緩めて安静にする
    3.スポーツドリンクなどで塩分を補給する
     (ジュース類は塩分が少ない為、効果が薄いらしいです)


などの対策が効果的ですね。
熱射病などの重い症状の時には、冷水をかけたり風を送るなどして、とにかくあ
らゆる手段で身体を冷やし、病院へ行く(というよりも救急病院へ搬送する方が
大切かも)必要があります。

まぁ、ぶっ倒れるまでオープンエアーを楽しむ人はそんなにいないと思いますが、
オープン時に身体を冷やす工夫などを行うと熱中症の発生を押さえる事が出来
ます。
もちろん帽子は必需品ですね。
ちなみに帽子は蒸れないものを選んだほうがハゲ防止になるというのは、男のワ
ンポイントアドバイスです(笑)
皆さんも、熱中症の怖さを頭にいれつつ、デルソルの夏場のオープンエアーを楽
しんで下さいね。
知り合いが熱中症になってしまった時には、助け合って友情を深める事も大切で
す(笑)
ちなみに私は夏場はほとんど夜しか開けて走りませんけどね(笑)