デルソル乗り「愛の絆」

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山梨県 やすじ さん 30代突入 会社経営

平成4年式 SiR マニュアルトップ




正直言うとデルソル発売当初は興味の無い車だった。
ラグジュアリーには関心が無かったし全ての面で中途半端というか、ぶっちゃけ「軟派な車
(笑)」と思っていた。

初めて買った車はシビック(EG-6)だった。
自宅までの帰り道、衝動に駆られてレッドゾーンまで回したあのフィールは今でも忘れない
感動だ。

ホンダの車はユーザーに等身大で居てくれる。
そして車の楽しさも他社には無いものがある。
その後、色々な車を乗り継いだ。
軽のワゴンから外車の大排気量までそれぞれの必要性も感じた。

数年前、自分の車(Z32)がエンジントラブルで長期の車庫入れを余儀なくされ代車が必
要になった。
近所の中古屋で車を眺めていると主人が声を掛けてくれた。
「乗ってみるかい?」中古の手の行き届いたAE86だ。
面白い!NAのフィールを思い出した、10年も前のだ。

その気になれば運命は速く流れ始める。
トヨタも悪くないがホンダがイイ。
量産エンジンでは世界一といっても過言ではない。
スタイルは?今なら判るのがデルソルの良さだ。
発売が一回り早かったのか?っと思ってしまう。

暫くして同中古屋でデルソルが駐車場に待機していた。
値札もついていないデルソルは色褪せたボディーで試乗ではあの時の感動は無かった、
当然だ。

チューンナップはする予定では無かった。しかしデスビの故障を期にオーバーホールする
なら排気量も上げたい。
くたびれたデルソルはリフレッシュを要求した。
無意識のうちに良いベース車を選んでいたのも始まりだったのだろう。

今の技術ではそのポテンシャルは面白い素材だ。
その魅惑のボディーにオープンエアーの開放。
近代NAチューンは一昔前のターボーなみのパワーが出て官能的なフィールは他では味わ
う事は不可能だ。
それにイイサウンド(オーディオ)を載せてみたら想像できるだろうか?
ホンダはデルソルを残してくれた。

車は生活に密接している。楽しむ事もあり必要不可欠な道具である。だから無理はしない
で楽しみたい。
ノーマルの素性の良さは万人に受け入れられる間口の広さがある。微妙なバランスに成り
立っているデルソルは続けることも手放す事も選択が出来る。
乗り続ける事が出来るのなら、その意思を繋いでいけば良いし現代に合わせて進化させ
るキャパシティーも備えている。

もう少し我侭を通し続ければ新しいデルソルが出来る予定だ。
無駄遣い?
そうだな、これから10年乗れば元が取れるだろうか?(笑)





 市街地平均燃費 

 平均 - km/l

  高速平均燃費 

平均 - km/l

オープン率

約 10 %

 改造度

約 65 %

※ 改造度 平成15年6月時点



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