発泡ウレタン注入






オープンカーであるデルソルは、オープンカーの中ではかなりのボディ剛性を誇ります。
ボディ剛性だけで比較すれば、先代のサイバーCR−Xより高いほどなのです。
しかし所詮はオープンカー、スポーツ走行を楽しむ上ではどうしてもボディ剛性の不足を
感じてしまうらしいですね。
そこで、ボディ剛性の向上対策として、発泡ウレタンの注入があります。
つまりはボディの内側に発泡ウレタンを充填させて、ボディ剛性を図る方法です。
なんでもデルソルはS13シルビアと比較して、2倍の充填量があるという話ですね。ショ
ップに依頼して行ってもらった場合の費用としてはだいたい5万〜8万ほど必要らしいで
す。
さて、そんな発泡ウレタンの充填を自分達で行ってしまったのが、新潟のデルソル乗りで
ある 阿部俊明 さんです。
ここはその、個人での発泡ウレタン充填の感想を紹介したいと思います。


如月さんと、私の行った発泡ウレタン充填はちょっとハズシ技でして、普通クルマのサイ
ドシルへ発泡ウレタンを充填しようと思った場合、お店に任せるかDIYでやるには、クル
マ用に用意された薬剤とカップや割り箸や手袋などがセットされた物をを購入し、その説
明書に従って行うと思います。
我々が行ったのは、建築用に市販されております2液混合スプレー式の物を利用した方
法でした。
私はもともと設備屋で、以前サービス課に在籍していた頃はソフトクリームフリーザーの
冷媒回路の溶接修理後などに2液のスプレーがセットになった簡便な物を使用していま
したので、その様な物が有るのは知っておりました。
如月さんはまったく独自に探して来られた様です。
私は興味は有りましたが、サイドシルに穴を開けるのがためらわれ、如月さんの実際に
充填されたデルソルを運転してみるまでは実行しようとは思っておりませんでした。
しかし、運転してみて、確かに効果が有り非常に安価であり、2液混合と比べ簡単である
事から実行する事にしました。
私は仕事上の伝で数社に当たり、在庫が有り値段が安い物を購入しました。
購入に当たっては、付き合いの有る保温資材業者に行き、現物を見せていただき、説
明を受けカタログをいただき、納得して購入しました。
私は、出来ればサイドシルに穴を開けたく無かったので、5mm径で1mの長さののチュ
ーブが付属し、ジェットの様に吹き出すのではなく、割とじわりと噴出する製品を選びまし
た。

作業に先立ち、サイドシル内部を確認しますと、ご存じの様に基本的には左右のルーフ
からのドレンホースが、Bピラー下のサイドシルのゴムの吐出口に接続されているだけで
すが、右側には他にアンテナのドレンが有りました。これはルーフからのドレンと違い、
きちんと外部まで導かれておらず、リアフェンダー内側に垂らしてあるだけでした。
アンテナ基部に注水して試験しますとサイドシル後端の隙間から流れて来ました。
これは、サイドシル下部の穴から別にホースを通し、そこに接続し対処しました。


デルソルのサイドシルは、大きく、片側で40リッターほどの容量が有ります。
また、2重構造になっており、その内部には4カ所ほどに隔壁が設けられております。
この隔壁は完全に壁になっているのでは無く、大小いくつかの穴が開けられております
が、ウレタン充填に当たって、障害になるのでは無いかと思います。
私はチューブをこの穴に通し、奥まで入れて作業しましたが、2液混合で流し込む場合、
これを避ける様にサイドシルに穴を開けるか、かなり角度を付けて奥まで一気に流し込
む様にしなけてばならないのでは無いかと思いました。
サイドシル後部はBピラー下部、リアフェンダー内部とつながっておりますので(板は有り
ますが大きな隙間が有ります)、ここへの充填はどこまで盛り上げるか、さじ加減が必要
かも知れません。
私は感で入れた後、トランクから腕をつっこみ、盛り上がり具合を確認しました。
サイドシルには小さな穴がいくつも開いておりますので、ここから充填状況を確認しなが
ら作業を行いました。
また、今回使用したウレタンセットは細いチューブを使っていたため、どの穴からも挿入
する事が出来、足りない所に継ぎ足す事も出来、その点でも楽でした。
ちなみにウレタンの説明では充填の継ぎ足しは問題無いとの事でした。
実際ウレタンの接着力はすごく、作業から1ヶ月半経過している今でも、爪にまだこびり
付いていて取れない状況です。
私の作業での最大の問題点は、使用したウレタンセットの主剤のスプレーに不良が多く
、5本用意したうち2本が使えなかった事です(実際は4本で済み1本は返品した)。
常に在庫が有る製品を使用したので、すぐに交換してもらいました。
使いやすい製品なのでこの点が残念でした。





デルソル会議室より引用


ハマラギ さん

サイドシルにウレタン入れてみました。
キシミ音激減の/いい感じで曲がり〜の/乗り心地良くなり〜のなんというか、今どきの車
になったという感覚です。
サスの動きが良くわかりますネ。
そしてなんと思わぬオマケがありました!
僕はカーステを相当音量デカ目で聴いていますが、制振効果があるのでしょうか、低音
が良くなりました!
たとえば、ティンパニとか、ものすごく大きい和太鼓のような音の輪郭がでて革が振動し
てる感じとかがわかるようになりました。(小音量だと体感しないかも)
やって良かったと思ってます オススメ。


青でるHANJO さん

ちなみにそのウレタン補強はどこのお店で行ったのですか?
私もやりたいのですが、できればデルソルの経験のあるショップが良いので、参考まで
に教えてください。


よしき さん

HANJOさん、こんばんわ〜〜
ウレタンですけど「オリジナルボックス」ならばデルソルをやった経験があると思いますよ。
デルソルはたくさんウレタンが入るんで値段はちょっと高めですけど、丁寧な仕事をして
くれるところがいいとおもいます。

材料自体が液体なんできっちり内装をはぐらないと汚れてしまいますし(この内装をはぐ
るってところが工賃のウエイトが高いんですね)
汚れるとなかなかとれないそうですから(^−^;
オリジナルボックスのサイトでみて私もやる気になったんですけどね>うれたん

サイトはこの辺かな?
http://www.originalbox.co.jp/urethane.html

ハラマギさんも書いてますけど、サスの動きが良く分かるようになるので、コーナーが楽
しくなりますよ〜〜 ぢゃっ!(⌒。⌒)/


ハマラギ さん

僕のはホンダツインカムに依頼しましたが、ツインカムさんも外注のようでした。
うわさによるとデルソルは、シル内にパーティションというか壁があって、片側2ケ所づつ
ウレタン注入用の穴をあけなければならないそうです。(通常時は見えない場所)
MYデルは作業終了後この穴を極力目立たないようにしてくれていました。
また、この壁にゴムホースを通して(少し隙間があるそう)、穴を開けずに充填したとうい
人のカキコかHPをどっかで見ました。(スミマセン覚えてないっす)
ショップの人が言ってましたが、ウレタンの固まる時間が温度(気温)により非常に左右
され、真夏と真冬は向いてないそうです。 今どきがチャンスかも!


るぱん さん

発砲ウレタンの注入、以前乗ってたEF-8で入れてました。
『ハックルボーン』さんというとこの商品でたしか12000円で買いました。
僕は自分で注入しましたが、さほどむずかしい作業ではありませんでしたよ。
電動ドリルとホールソーとウマがあればできます。
僕は夏場にやったのでウレタンがすぐ発砲してしまい服がウレタンまみれになりましたが
、、、。
たしかに入れた直後は、マンホールなどを越えた時にボデイのしっかり感がわかります
が、日にちが立つにつれて、僕はしっかり感がだんだんと薄れてきたような印象を受け
ましたよ。


ニコニコトシチャン さん

ハマラギさんこんばんは。新潟の赤デル乗りです。

>>この壁にゴムホースを通して(少し隙間があるそう)、穴を開けずに充填した

これは恐らく私の事では無いかと思います。
昨年の夏、自宅の車庫で作業しました。仕事が設備屋なもので、保温の現場発泡用の2
液スプレー式で、狭い場所への充填に向いた、直径5mmで長さ1mのチューブが付い
た製品を保温材料屋さんで探し、サイドシルに穴を開ける事なく施工しました。

2液混合スプレーを用いた利点は、カップにより混合する物よりも硬化後に弾力が有る
(1液式よりは固い)ので、ねじれ等により割れる恐れが少ない(逆に言うとカッチリ感が
少ないかも)。
作業が簡単である(特に私が選んだ製品はサイドシルに穴を開ける必要も無かった)。
と言ったところでしょうか。クルマ用と銘打っていませんが、カタログ資料によると、同じ
様に難燃性で有り、成分的にも問題無いと思います。
塗装に対する影響(硬化剤が塗装を侵す心配)についても、特にメーカーに問い合わせ
ましたが、問題無いとの事でした。
ただし、これはあくまで私が自分自身の責任において行った作業ですので、絶対良いと
お勧めするものでは無い事をお含みおきください。

デルソルにおけるサイドシルへのウレタン充填作業に当たっての注意点(他のクルマは
やった事は無いので判りませんが)は、Bピラー部からのドレンホースが通っているので
、これを潰さない様に確保してやる事。
アンテナ基部にもドレンホースが有るが、これはサイドシル外まで導かれておらず、フェ
ンダー内に解放されているので、確保しておいてあげた方が良い事。
リアフェンダーとサイドシル部が内部で隙間を持った隔壁で空間としてつながっているの
で、ここへの充填はどこらへんのレベルまでやるか手加減が必要な事(隔壁のレベルか
らちょっと盛り上げる程度がよろしいと思います)。
サイドシル空間の数カ所に補強用の、穴の開いた隔壁が有るので、これに充填を妨げ
られない様に注意する事。
デルソルのサイドシル容積は非常に大きく、片側で40リッター程有るので、十分な量の
材料を用意しておく事(私は足りずに買い足しました)。
と言ったところでしょうか。

ウレタン充填は結構効果が有ると思いますよ。


青でるHANJO さん

ども、HANJOです。ようやくMyデルもウレタン充填補強をいたしました。
いろいろご相談に乗っていただいた方々、有り難うございました。
色々ショップを迷った末、う○の氏のサンバデルと○ide氏の銀デルの2台を手がけた経
験を重視しまして、相模原のT&Tというショップにお願いしました(不覚にも城山オフの
日に作業を依頼してしまい、肝心のオフに行けませんでした・・・どうもすいませんでした
あ)。

費用は7万4千円と安くはないですが、ドレン穴の確保などを考えると安心料とも考えら
れますからね。お昼の11時にあずけて夕方4時には終わっていました。
私のデルソルは足回りはノーマルなのですが、補強による変化は体感できました。
大きい凸凹を乗り越える時などのバタツキ感がほとんど無くなり、振動の収まりがすごく
早くなりました。ハンドリングにもいい影響が出ている気がします。
お店から家まで走っただけなのでこれから楽しみです。


よしき さん

どもっ(⌒。⌒)/>HANJOさん
とうとう、サイドシルドーピングしたんですね(笑)
前にも書きましたが、私も入れたその日に「うわあ。きもちわり〜〜」
ってぐらいはっきり違いを体験できたんですよ。

一番、効果がはっきり出るのは高速で大きくうねりのあるRの大きなコーナーを走ってい
るときです。
施工前だとフロントとリアが別の動きをして、いやなフィールが出るんですが、施工後は
ねじれが少なくなって一体感みたいな感覚が出ます。
フロントに対するリアの追従性はオープン時にはサイドシルだけで支えているわけでここ
を強化することでフロントの動きにリアが付いてくるようになるわけです。
インプレ期待してますね(^^)
ぢゃっ!(⌒。⌒)/



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