リアサスペンションの交換


delsolのリヤサスペンションの交換(分解)のやり方です。
推奨トルクとか有った気もしますが、車屋で見ていた限り特に気にしていないようなので、
手作業でやる場合には、気にしなくて問題ないでしょう。
しっかし、雨の日にやるもんじゃないな。泥で真っ黒になってしまった(苦笑)



1.タイヤをはずし、ジャッキUPして、馬で固定します。
タイヤのはずし方は、ボルトをはずすだけで簡単なので省略させて貰います。

     

ちなみに、4輪全部同じ高さにジャッキUPした方が良いです。
短時間ならばあまり気にしなくても良いと思いますが、長時間の作業をやる場
合は、片足だけ上げているとボディに負担がかかり、よれよれになっちゃいま
すので(苦笑)


2.トランクルームの内装をはがします。
これは、手が汚れる前にやったほうが汚れなくて良いです(笑)

     はずした状態→

トランストップの横の部分のプラスチックの内装パーツは、プラスチック製のネ
ジで3カ所止められてますので、ネジをはずせば簡単に取れます。
あと、トランストップな車は、作業中はトランクを開けっ放しになりますので、ト
ランクのライトが付きっぱなしになります。バッテリーが少し心配ですよね? 
ライトのある左側の内装をはがすと、ライトの裏に電源のコネクターが見えま
すので、コネクターを引っこ抜いちゃいましょう。
心配は無くなります(笑)
(ついつい戻すのを忘れやすいので、作業が終わったときに戻すのを忘れな
いように・・・)


3.サスペンションとアームを支えるネジをはずす。
(足周りは、ちゃんと外す順番があるので守りましょう。)
     ←矢印の部分です。
けっこう長いので、がんばって外します。
ネジが抜けるときに、アームが少し上に上がりますので気を付けましょう。
     外した状態→



4.スタビをはずす。
リヤスタビとアームを支えるネジを外します。簡単にはずれます。
    ←矢印の場所です。
ちなみにこの写真は、外しちゃった後の写真です。
外す前は撮り忘れました(苦笑)



5.上のアームをはずす。
正式な名前は知らないのですが、上からアームをひっぱているビルシュタイン
のアームを外します。
ここを外すとアームが下がりますので、気を付けましょう。

     
            ↑外す前                      ↑外した後
  ピンぼけしているのは、ご容赦下さい・・・


6.サスペンションを上から固定しているネジをはずす。
トランク側から、上を支えてるネジをはずします。
  ←上のネジ
  ↑タワーバーは気にしないで下さい(苦笑)
普通のdelsolは、この部分にそのまま着いてると思いますので止めているネジ
を2本はずして下さい。(ノーマルは見たこと無いので(笑))


7.サスペンションをはずす。
ネジが全部はずし終わったので、サスペンションをアームから抜きます。
  
上の写真のように、下にアームを押し下げ、サスペンションの下の部分から手
前にずらし上の部分をはずせば、抜けます。
(足で下に押さえつけるくらいの力掛けないと抜けません(苦笑)。
邪道な手段な気もしますが、特に害はないので気にしないで下さい)

  これがサスペンションをはずした状態です。すっきりしてますねぇ(笑)


8.サスペンションをショックとバネに分解&バネの交換。
今回の作業はバネを変えることなので、ショックとバネをばらします。
delSolのリヤのスプリングは、スプリングコンプレッサーを使うほど硬くない
ので、そのまま外しちゃいましょう(笑) 
 
サスペンションの一番上の部分(写真参照)のナットをはずすと、ショックとバ
ネを分解できます。
2本のナットとワッシャーみたいな物が挟まっていますので、順番を忘れるとあ
とで大変なので覚えておきましょう。

  

これが、外したスプリング(左)と、組み上げたサスペンション(右)です。
両方とも、TEINのS.TECHのスプリング&ショックです。
左側が純正形状のS.TECHのミディアムで、右側がS.TECHのハード(4.9Kg)で
す。S.TECHはdelsol専用は無いので、CVIC(EG6)用の奴です。
ハードのバネをそのまま純正に付けると、車高が2センチほど下がるのです
が、Cリング式の車高調を2センチ高くして車高は同じにします。
外したときと逆の手順で、バネをショックに入れ組み立ててバネの交換完了で
す。


9.外したときと逆の手順でサスを取り付ける。
  1.サスペンションを外したときと、逆の手順でボディに取り付けます。
  2.7番の要領でアームを下げて、サスをボディにはめます。
  3.トランク側から、サスペンションの頭をナットで固定します。
  4.サスペンションの下側をアームとつなぎます
 
  5.アームを下からジャッキアップして、加重を加えた状態にします。

  これは、サスペンションはタイヤが地面に接地しているときは加重を受けて
  いますので、その状態で組み立てるためです。
  これをやらないと、サスペンションに良くないらしいので、しっかりやりましょ
  う。
  加重をかける目安は、横向きのアームが水平ちょっと上になるくらいです。
ジャッキアップするポイントです。
アームを持ち上げて下さい。
間違ってもサスペンションを直接ジャッキ
アップしては行けません。
きっと壊れます。
(試してないから不明ですが)
  6.上のアームと下のアームをつなぎます



  ちなみに、
    と、のネジは、
  非常によく似ていて、パッと見同じに見えますが、微妙に長さが違います。

    

  右側のちょこっと(3mm程度)長い方が、サスペンションの下とアームをつな
  ぐネジです。
  間違えても害はないくらいの差ですが、害が出たら嫌なので間違えないよ
  うに気を付けましょう。

  7.スタビを取り付けます。
  8.タイヤと内装を取り付けて完成です。

寄稿:K1 さん


注意

今回の作業はTEINのサスキットでしたが、純正品のバネはすごく縮んでおり、
スプリングコンプレッサーを使用しないと大変な事故につながる場合があります。
専用工具を使用しない作業は危険を伴う場合がありますので、十分に注意して
作業して下さいね。
また、サスペンションの交換は重要保安部品の分解組立作業に該当します。
通常は自動車整備事業者(認定工場/指定工場)にて行う事になっている事を
十分理解しておいてください。


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